オタクの戯言。

今日も元気にいっちゃお~!

「ってあなた」解釈してみた。

初めてちゃんとオタクのはてブロっぽいお題では?()

 

2021/1/6に発売されたSixTONESの1stアルバム「1ST」音色盤に収録されている京本大我松村北斗、二人合わせてその名もきょもほく(プ〇キュア?)が歌った「ってあなた」。そもそも初解禁で1番のフルにも満たない1分間の音源を聞いた時点で私の心の中は「オイオイオイ!?」って言ってた。だって歌詞が完全にオタクが大好きな解釈曲じゃん!?そして、MVを視聴した時私の心の中は「はぁ...?こんなん重厚なショートフィルムじゃん...?天才か...?」と半ば半ギレ状態にまでなった。そんなこんなで私も例に漏れず考察していくのが大好きなオタクなので筆を執ろうと思い立った次第です。

 

※以下ネタバレ有。また、しがないオタクが勝手に考えた解釈です。その点を念頭に入れて進んでください。お願いします。これはお姉さんとの約束。分かったね?(圧)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 別れの始まり

女性が身支度を整えているシーン。ここで印象的だったのが二分割されているが故の松村北斗京本大我の演技の違い。このMV、初見に数十秒見ただけではパラレルワールドだと思っていた。2人の世界線を引き離して考えていたが、見ているうちにそうではない...?と思い始めた。本人たちの演技がただ異なっているのではなくて、同じ世界線にいるそれぞれのキャラ設定に沿って演技しているのでは...?と。

それを踏まえた上で、前者の松村北斗で印象的だったのは洋服をいじいじしたり落ち着きのない動きをしていること。気を紛らわしているようなそんな感じが受け取れる。そして次の歌詞である。

居なくていんじゃない?
触らないで愛で満ちたような
フリしたその手で
ずるいわ、あぁ

分かりやすく言葉を足して整理整頓するのであれば、「俺は貴方にとって居なくていい存在なんじゃない?俺に対して愛で満ちたようなフリをしたその手で触らないで。ずるい。」といったところか。女性には既に他の相手がいると悟ったような言いぶりである。それは京本を指すのか否か。

このシーンの松村の表情が絶望しているような、それでいて静かに怒りの感情を燃やしているようだなと受け取った。またこの直後の京本パートでは頭まで抱えている。"未練"という言葉がお似合いだろう。

(北斗の微妙な表情の変化凄くない??????天才か??????すこ)

 

そして、後者の京本大我は打って変わってあまり派手な動きをしている様子はないが、悲しみに暮れたような表情で視線を彷徨わせている。そしてこの歌詞。

「怖くて眠れない」
痩せ細った僕の感情を
飼い慣らしてどうするんだい?
もうやめてくれよ

これは説明するまでもなく一方的に女性に支配されてしまっている様子がうかがえる。ここで、一つ疑問が生まれる。女性が離れていくことに対してひたすら精神をすり減らしているような京本に比べて、松村は女性のその行動に対して怒りを持つほどの仲であった?ということ。"恋人"とまでは断言しかねるが少なくとも京本よりかは親密な仲であったと予測する。このことがより明確に感じられたのが次の演出である。

(余談だが、もうやめてくれよと歌いながら最後に女性の方を一瞥し、すぐさま目線を下げるきょもちゃんの演技が最高だった!!!!!!)

 

松村パート

今すぐに千切ってやりたい
っていうわけじゃない
けどあんまりだろ笑えない
冗談でも笑えない

間違い探しのように二分割されたMV映像、且つ2人が上裸で並ぶことでひときわ目立っていたのが松村のみが身に付けているゴールドのネックレスである。松村はここで今すぐに千切ってやりたいっていうわけじゃないと言いながらゴールドのネックレスに手をかける。つまり、それは女性からの贈り物か何かなのだろうと考えられる。ネックレスの贈り物は首輪を暗示していて、繋ぎとめておきたいといった束縛や独占欲が深層心理にあるという話は有名なのではないだろうか。ということは、やはり女性が真に好意を向けていたのは松村であってそれだけの仲だったということなのではないかと感じた。そしてサビへと向かう。

 

女性がベッドの上に座る2人に近づき、頭を撫でるシーン。ここでもまた関係性の違いからくる2人の演技の相違点が興味深い。

松村はしっかりと顔を見つめ、頭を撫でる女性の腕に手を添える。期待しているような目に見えなくもない。しかし、女性はあっけなく離れていく。直後、冒頭では少し怒りを含んでいたように見えた松村の表情がここで初めて悲壮感溢れる表情になるのである。その後の微妙な笑みや目線の動かし方はメンバー内でも俳優業を多く担っている松村の真骨頂といったところだろうか。期待した自分を受けて自嘲しているように思える。

 

対して京本は画角の都合上、冒頭の表情こそ読み取れないがその後女性の腕に縋りつく。とにかく女性に心酔しきっているという感じ。ここで気になったのが女性が京本を突き放すまでにかかる時間が松村よりも断然長いという点である。ここに至るまで多少の動きはじめのズレはあるものの、ここまで長くズレているシーンがないので意図的なのではないかと感じたがこれに関しては非常に曖昧なので濁しておく。京本が縋りついている故に肩を押すのに時間がかかっただけなのか、それとも女性にとって松村よりも京本を突き放す方が辛いことだったのか。他にも、前者だと仮定するには女性の手の残し方が優しい等と感じたので後者だと良いなというもはや願望込みの考察に至った。

 

 

京本パート

触っていいのかい?
膨れ上がった憂いと 蔓延るヘイトも
そう悪くはない 期待しないですむだろ?
君ではない未来 次第に見えて

触っていいのかい?と確認する辺りがやはりそこまで親密な関係ではないと伺える。面白いのが後半の歌詞。女性のことは断ち切れそうだと予感させるような言いぶりである。が、この時の表情は今にも泣き出しそうなほど苦しんだ顔をしている。強がっているだけなのであろうと思わせる演出だ。

松村パート

返してよ My life
リプライやメンション・通知も来ないこの物語(ストーリー)
ヨリ戻りはしないのに Why?
踊り狂い 悶えたらいいの?

ここにきてこれまではあくまでも仮定であった女性と松村の関係が明確にされる。"ヨリ"という言葉を口にするのである。ヨリを戻すという表現を使うということはやはり女性と松村は恋人関係であったと断言できる。冒頭の自分の人生を返してよという表現もそれだけの期間、関係を築いたとも言える。ヨリを戻す=もしかしたら現時点では別れた...?それか未だ恋人関係であるが別れているも同然だからこの表現なのか...?

 

ここで、関係性を一度整理しておく。

松村→女性とは恋人関係であったが、女性には他に相手が出来たと悟る。怒り等は多少抱いているものの、未だ女性への恋情を抱いており、未練が残っている。

京本→女性の遊び相手であったが、京本は女性に強い恋情を抱いている。女性には本命(松村)がいることも承知の上で関係を続けている可能性も大いにある。京本が別れに勘付いているのだとすれば、本命と上手くいったのだろうと悟っているのではないだろうか。

 

2 別れの道程

京本パート

“ここまでは良かった”
なんて言うつもりはない
最初から最後まで、ほら
筋書き通りなんだろう?

 ここからは考察というよりも専ら歌詞を汲み取った上での虚妄の様な形になるが、最初から最後まで女性の筋書き通りに進んでいると感じている京本。京本が思う女性の筋書きとは何なのか。それは、女性が松村と恋人関係になってしばらくして2人は何かしらの原因によってすれ違いが起きる。そこで女性が助けを求めた先は京本だった。女性にとっては一時的な感情ではあるものの寂しさを埋めることが出来たという訳だ。しかし、女性と松村の関係性が再び良好になろうとしている今、京本の存在は必要ではなくなった。最初から女性は自分と恋仲になるつもりはなく、ひょっとしたら自分をきっかけにして松村とやり直す予定(筋書き)だった。そういう事なのではないだろうか。京本は女性に利用された立場である。それを理解していても尚、女性の筋書き通りに動いた京本。

 

2サビ

見えそうな 時の行方はなんだか
あぁまだ わからなくても良くなくもない
ってあなた どこに行くのか教えて
虚ろなまま 暗夜へと消えてしまって…

 

立場は違えど2人で歌っているということもあり、ここは2人とも似通った感情を持ち合わせているのだろう。この車の行き先が、2人の関係の行き先がどこへ向かうのか、知っているのは女性だけである。

 

この後一度音楽が止まり、京本と松村はそれぞれこう呟く。

京本「さよならって...」

京本に関しては特に説明する余地もないだろう。

松村「誰のせいって...」

女性が誰のせい?と問うということは女性にとってはあくまで松村自身に何か原因があったから京本を求めたということなのだろう。

そして松村パートが続く。

ぽつりと 零した
寂しさで壊れそう
脆いのは誰の所為?

 ぽつりと零した寂しさ=直前の「誰のせいって...」というセリフにも繋がるのではないかと思った。誰のせいって(フラフラしているあなたのせいでしょ...)と松村は思っているのではないかと思う。(2人の関係性が)脆いのは誰の所為?と改めて問い直す松村。

 

京本パート

 消えそうな 声が届けば最後に
さよなら 言い捨ててやりたいのに

 (う~ん!!きょもちゃんまた強がっちゃったね!?)

第1章の最後に強がりという表現を出したがここでもやはり苦しそうな表情を浮かべながらこの歌詞である。おそらく、頭ではこの恋愛は不毛で早く終わらせるべきだと分かっているのだろう。それでも、出来ない京本。

 

4 別れの終末

ここで胸ポケットに入っていた女性からの手紙を見つける2人。

松村は膝から崩れ落ち泣き叫ぶ。私の考えでは女性も初めはしっかりと松村を愛していたことが汲み取れる内容だったりするのではないかと思う。この関係性を壊したのは自分自身だったのだと自覚し、もう元には戻ることが出来ない怒り、後悔、悲しさ、あらゆる負の感情に飲み込まれたのでは...?

 

京本は全く別角度の演技をしてくる。目を見開きハッとした後、去っていった女性の車を追いかける。これは本命であったはずの松村と女性が別れていたことを知ったのではないだろうか。本命がいなくなった=はけ口であった京本も必要なくなったわけだが、自ら再び女性の傍にいること(あわよくば彼氏候補?)を志願するような形だったのか、はたまた女性が松村と別れた上で最近は京本に気があったものの京本の存在をはけ口として利用していた身で結ばれることは虫が良すぎると感じたことまで書かれていたのか。

 

※追記

散々書いた上で。2021/1/20公開のSixTONESの公式Youtubeチャンネルで松村が「違う世界にいるのに同じ出来事が起きてしまっている2人」と説明しており、違う世界(場所)と捉えることもでき、女性が異なる人物であるとまでは言い切れないと感じたのでそのまま書き進めた。しかし、もし女性は別人 or パラレルワールドだった場合は?と考えるとふと頭に考えが浮かんだのでそちらも記しておく。

2人の終末が全く異なるわけだが、それは似たような状況下でも2人の振舞いが異なった故の結果だと感じる。松村の愛情表現は必要以上に引き留めることはなかったり涙を浮かべるにとどまったり体裁を気にしているのかどことなく不器用で分かりにくい。対して京本はしっかりと女性に縋ったり涙を流したり直球に愛情表現をするのである。相手に思いが伝わるのか、伝わらないのかその違いが最後に続きを匂わせる展開なのか終わりを迎える展開なのかに繋がるのではないだろうか。

 

※余談

演技の仕方が舞台経験を積んだきょもは少し大げさなくらい分かりやすくするのに対して、映像作品の経験を積んだ北斗は微妙な心情の変化を掬い上げてて面白いなと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どちゃどちゃにくどいし分かりにくいし途中から考察というかもはや虚妄の域だったけどこれにて脱稿です!!!!!!

【結論】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この女の人はぜっっっっっったいやめとけ??????あときょもほく顔が良すぎるね??????演技良すぎるね??????